「心は元気に」生きること

自担が、新型ウイルスに感染した。

その日、朝早くからアルバイトのシフトを入れてもらっていた。

そのために、早起きした。

朝起きて、いつも通り、Twitterを開く。TLの様子がおかしい。

 

TLを追う。頭が真っ白になった。

何も考えられなくて、何を考えたらよいのか分からなくて、

涙があふれて、心臓がバクバクして、息が苦しくなって、何も考えられなかった。

 

モデルプレス報道

NEWS加藤シゲアキ&小山慶一郎、新型コロナ感染 配信ライブ中止を発表<全文> - モデルプレス (mdpr.jp)

 

公式発表

弊社所属タレント加藤シゲアキ・小山慶一郎(NEWS)新型コロナウイルス感染に関するご報告 | ジャニーズ事務所 | Johnny & Associates (johnny-associates.co.jp)

 

自担の体調が悪いなんて、自担が高熱なんて、妄想の中だけで十分だった。

訳が分からなくて、パニックになって、頭にいろんな想像が、浮かんでは張り付くのにそれを言語化して表現できるものは無くて。

自分の言葉が、自分の心では受け止められなくて、言葉にすることを拒んだ。

唯一言語化できたのは、その日に生出演が予定されていた番組の欠席だけで、今考えても最低だったと思う。でも、それ以外を言語化できる強さは、私には無かった。

 

言語化することが出来ない、その想像の中には、嫌な想像ばかりが浮かび、Twitterを消した。

自担の身体がしんどい時に、攻撃されているのを見てしまうと私はきっと耐えられない。

悪い情報をあまりに多く入れてしまうときっと私は耐えられない。

 

好きなものに触れている時、 ワタシたちは幸福を覚えて、

幸福な時間に佇む自分が好きになります。

(中略)

幸せはシンプルなものです。

好きなものにはイエスを求め、

ノーと言われれば、愛するハートが傷つく。

愛するものを否定されれば、傷ついた相手は、

名誉を守るために戦います。

アイドリッシュセブン本編 第3部第13章3話より引用)

 

私はアイドリッシュセブンのヲタクでもあるから、こうやってすぐにセリフを思い浮かべてしまうのだが、この通りの気持ちなのである。

過去に不祥事があり、世間的にはそのイメージがついていることは承知していた。

そのため、2人が憶測で叩かれるのも予想できた。

「スルースキル」とよく言われるが、触れることで話が大きくなることも分かっている。しかし、やはり好きなものをノーと言われると、大好きな人が、幸せな時間が、幸せであると感じている自分が、全て否定された気分になり、大好きな人の、自分の、名誉を守るために戦わずにはいられなくなる。

 

しかし、私には戦う強さはなかった。その上、自担の一大事である。

冷静でいられるわけはないし、私が戦うことで誰かを傷つけてしまうかもしれない。

結果として、さらに傷つけられてしまうことも、反対に、戦うことが出来なくてNEWSを好きな自分を守れなくなるかもしれないことも容易に予想できた。

 

それが怖くて、Twitterを消した。好きを守るために。好きな自分を守るために。

落ち着くまでは、消そうと思って4日ほど消した。

 

アルバイトをしていても、ふとした瞬間に考えるのはNEWSのこと。

2人の体調は大丈夫なのか。増田さんは心身共に疲弊していないだろうか。

心配で心配でどうしようもなかった。

 

その晩、ツイキャスを配信した。誰かと話さないと不安に押しつぶされそうで、誰かと話さなければ、自分を保てなくなってしまう恐怖があった。そこで病状悪化の知らせを受ける。心配な気持ちがどんどん増幅する。

 

次の日も、その次の日も、この記事を書いている今も、心配は尽きない。

しかし、小山さんがずっと届けてくれている「心は元気に」という言葉を胸に、3人の帰りを待つことしかできない。もどかしい。

 

愛しているのに、助けることが出来ない。

とても苦しいことです......。

とても、とても、寂しいことです。

ですが、そんな苦しみを抱えながら、

目を背けず、逃げ出さずに、

応援し続けてくれている人たちが......。

ミツキには、たくさん、たくさんいましたよ。

ワタシたちは、

とても、幸福なアイドルですね。

アイドリッシュセブン本編 第2部第9章4話より引用)

 

キャラクターが置かれた状況とは異なるが、今の感情と重なるセリフである。

苦しいし、寂しいし、だけど、ここで逃げ出さずに応援し続ければ、大好きな人たちを幸福にできるかもしれない。だから、今は、心は元気に生きていくしかないのである。

 

自担の著書である、「オルタネート」の作中に登場するカルボナーラを作った。

自担の帰りを願って作ったのに、私がすごく救われていた。

安心する味がした。泣きそうになりながら食べた。

 

焼きりんごを食べた朝もあった。

その前の晩、食欲が無くて何かを食べたら吐き出してしまいそうで食べられず残したりんごをバターと砂糖で焼いた。甘くて、美味しくて、元気が出た感じがした。

 

きっと、心は元気に、生きることで自担を幸福にできると思うし、少なくとも私はそう信じているし、心は元気に生きることって、逃げずに応援し続けることなんだろうなと思う。

 

2人の回復を、3人の帰りを、心から楽しみにしています。

それまで、私は、カルボナーラを食べて、焼きりんごを食べて、著書を読んで、つたつらとブログ書いて、インスタやTwitterでフォロワーさんと支え合いながら、逃げずに生きていくよ。

NEWSは大丈夫。愛されているよ。安心して療養して、笑顔で帰ってきてね。

お大事に。本当に、お大事に。

 

この後の #NEWSに贈る応援歌 すごく楽しみにしています。

企画してくれてありがとうございます。優しさが嬉しいし、NEWSへの愛が嬉しいです。同時に、きっとこれは彼らが作り上げた世界だから、彼らが彼らでいてくれたから、こんな時でもすごく大きなギフトを受け取ることができるわけで、彼らにも本当に感謝しかないです。

NEWS大好きだよ。待ってるよ!!!