NEWS「NEVERLAND~STORY」考察ーNEWSにおけるSTORYの立ち位置とは

STORYの初回盤、聞きました?(今更)

 

STORYの初回盤を聞いて、思うところがあったので、今回はNEWSの4部作の考察しています。

相変わらず、暴論だらけの考察ブログになってます。

また、根拠を色々と並べていますが、全てについて言及しているわけではなく、箇条書きっぽくなって部分的な理解しかされていない可能性もあるため、この考察だけがすべてではありません。

本人たちの意図や、制作に関わった方の本当の気持ちは分からないので、個人的に思ったことをつらつら書いてます。誰かを批判するつもりも、他の人の考察を否定するつもりも一切ないので、その点ご理解ください。

 

以下、アルバム「NEVERLAND」~「STORY」のネタバレを含みます。

発売時期から時間が経っているので大丈夫かと思いますが、ネタバレされたくない方はご注意ください!

 

私は、NEVERLANDの初回・通常、EPCOTIAの初回、WORLDISTAの初回、STORYの初回・通常を試聴済みです。なので、EPCOTIAやWORLDISTAの通常盤には触れられません。

 

やっと本題です。

 

STORYの初回盤のみにSecret Trackがあるって、誰が想像しました?

 

初回盤にはDVDと限定のブックレットが付くよ、通常盤にはソロ曲が入ってるよ、というお決まりのパターンだと思ったらSTORYの初回盤のみにSecret Trackがあるって、誰が想像しました?

少なくとも私は想像していなかったし、すごいサプライズでした。

 

私は、今回2形態を購入しているので、ソロ曲も入ってるし、通常盤のみPCに取り込んで、通常盤のみリピート、初回盤はDVDとブックレットしか見ていなかった。Secret Trackの存在に気が付くはずもなく。Twitterで目にしたときにすごく驚き、急いで取り込み、再生。

 

流れてきたのは、Neverland~STORYの4部作の音と声、そして最後に「Johnnys Entertainment」というCMでおなじみのあの声で。

私の中で、JEの声って初めに流れてくるものって脳内に刷り込まれているのか、「Johnnys Entertainment」って聞こえてくると、なんだか身構えるというか、その後に何も流れてこないと不完全燃焼な感じになるというか。だから、最後に来たのが不自然に聞こえたし、最後に流したことの意図は何か気になって仕方なかったんです。

それに、何もないのにJEの声入れることは無いと思うし、何かしらの意図はあったはず。

そこで、4部作の最後であるSTORYの初回盤の最後に、Secret Trackとしてあの音声を入れてきたこと、最後にJEの音声を流したことにはどんな意図があったんだろう、ということで、2つの仮説が生まれたので、それに関して考察したい!!!という思いのもとで記事書きます!

 

 

STORYから続くNEWSの新しい物語

一つ目。まぁそうだろうなという感じですが。

 

『四部作が完結しても、物語は終わらない。また新しい物語が待っている(中略)約束しよう。新たな物語を、共に作っていくことを。』*1

『2020年にNEWSがもうワンステップ上がれるよう』*2

 

以上のような言葉からも分かる通り、4部作が完結してもNEWSは続いていくわけで、しかも進化したNEWSがあるわけで。

これからのNEWSの未来のための序章として、「Johnnys Entertainment」という、最初に流れるイメージのある音声をここで流したことが考えられる。

 

STORYは最終章ではなく、序章であるという裏テーマがあるのではないか

Neverlandから始まった四部作。普通に考えれば、N→E→W→Sと来るのが自然であるし、Secret Trackにおいてもその順序で音声が収録されている。

しかし、JEが最後に来ていたため、不自然に思った私は、もしかして、JE→S→W→E→Nという順番なんじゃないかと考え始めた。

実は、私の中ですごくしっくり来たのである。はじめは曲順までひっくり返したがあまりにも不自然だったため、アルバム順のみ逆順にしてみた。

つまり、STORYから始まり、NEVERLANDに終わるプレイリストを作成し(ソロ曲、STORYのSecret Trackは除く)、聞きこむことに。

もちろん、本筋はN→E→W→Sであるので、

STORYで「You have finaliy made it to the 4th area of "STORY"

"STORY" is a bid different area compared to the other areas」

WORLDISTAのInterのセリフで、急にNEVERLANDやEPCOTIAを匂わされても、Sから始める四部作はあくまでも裏テーマ、Nから始まる四部作を知ったうえで考えている。

初回盤のみに収録されていることを考慮すると、現在、リアルタイムでNEWSを応援している層がこのSecret Trackを耳にするように思うため、NEWSが「今の」ファンに届けたいものであることが考えられる。Sから始まる4部作という一つの作品は、4部作への思いを同時に共有したファンに届けたい作品であると考えられ、4部作を知っている前提でSから始まっているように考えられるため、このあたりは特に深く考えずに進めたい。

 

本題に入ります。

Sから始まり、Nで終わる4部作は、STORYから始まり、U R not aloneで終わる4部作。

WORLDISTAより、NEVERLANDやEPCOTIAがWORLDISTAの中の世界であると考えると、アルバムの構成として、「STORY」(リアル)→「WORLDISTA」(仮想空間)→「EPCOTIA」(仮想空間)→「NEVERLAND」(仮想空間)という構成になっている。

ここからは、いくつかのポイントを挙げて述べていきたい。

 

1.「STORY」「クローバー」における時制

「晴れたら北の汽車に乗ろう 東の空をもっと感じてよ 西、出会うドラゴンも 東に向かう君に僕からのYell of hope」

これは、説明はいらないかもしれないが、N、E、Wで起こることを言った後にSの現実に向かう「君」に希望のエールを送ると解釈できる。

ここで注目したいのは、全て未来形、つまりこれから起こることのように言っていることである。Sが最終章で、N、E、Wは過去に起こったことであると考えると、

「晴れたら北の汽車に乗った 東の空をいっぱい感じた 西、出会ったドラゴンも 東に向かった君に僕からのYell of hope」

 このように、過去形になっていてもおかしくないのに、未来形の意味を考えると、N、E、Wが未来の話であると考えると辻褄が合う。

 

次に、増田さんパートの後半について考えると

「旅のしおりには1ページ目に 忘れ物に注意をしてください!」

「勇気を右のポケットに 希望を強く握りしめ おやつ代は任せるよ おなかすかないようにね!」

これも、旅の始まりのような解釈ができる。STORYは4部作の最終章で、1つの旅の終わりという解釈ができる中で、旅が始まるかのような言い回しには「NEWSのこれからの未来」と言われればそれまでではあるが、Sから始まる旅の始まりという解釈も可能ではないかと考えられる。

 

WORLDISTA、EPCOTIA、NEVERLANDでの旅のために、忘れ物に注意すること、勇気を持つこと、希望を握りしめて進むこと、そしておなかがすかないようにおやつを持っていくこと、WORLDISTA世界を楽しむためのヒントになっていると考えられる。

 

 2.「STORY」NEWSTORY

NEWSTORYは、未来のNEWSのSTORYという解釈もできるが、4部作の始まりという考え方もできる。

序章であるSTORYの最後の曲に、これからのW、E、Nを暗示する曲としてNEWSTORYを配置したと考えることも可能であろう。その場合、W,E,NがNEWSTORYにあたり、コンセプトの強い3つのコンサート、さらにその前のQUALTETTO,White、NEWSもこのNEWSTORYに含まれていると考えられる。

 

少し話がそれるが、NEWSまでが一つの区切りであると考える。

 

それは、compassでの言葉を参照すると

「This is your access to a new stage, another opening of a new page.」

意訳すれば、「これは新たなステージへの旅路であり、もう一つの次のページへの入り口である。」となり、10周年のNEWSが一つの区切りで、white以降が「もう一つの次のページ」ではないかと考えられ、「ページ」と表す=本のように思い、本=物語、つまりwhite以降は物語であり、NEWSまでとは少し違うと考えられる。

 

STORYの曲の全てがNEWSTORYに繋がり、そこから物語が始まる。

すると、Interで語られたことが伏線のように繋がっていく。すごくエモくない?

点が線になって繋がっていく方向は、STORYに向かってなのか。STORYから始まっているのか。Interは、散りばめられた伏線なのか。それとも、伏線の回収なのか。または、どちらもなのか。

 

3.あなたは、どんなキャラクターにもなれます

「WORLDISTA」オリエンテーション-Inter-の一節である。このトラックではWORLDISTA世界に関する説明がなされている。

「あなたは、どんなキャラクターにもなれます」という一言は、EPCOTIAやNEVERLANDにもつながる。

EPCOTIAではEPCOTIAアテンダントになったNEWS。無機質感を演出したPVが思い出されるが、無機質な演出も含めて、EPCOTIAアテンダントはWORLDISTAの中のキャラクターになっていることが考えられる。

NEVERLANDではNEVERLANDの案内人であり、Cast Memberである。

 

これらは全てNEWSでありNEWSではない。WORLDISTA世界が生み出したキャラクターに過ぎないのである。

また、「まずは、NEWSのメンバーと勝負する、スペースレースから始めましょう」と言われてしまうと、EPCOTIAやNEVERLANDよりも先にスペースレースをしているんじゃないかとも考えられる。

 

これらのキャラクターの説明をしているのが第3章のWORLDISTAであり、また「まずは」スペースレースだったことを考えると、WORLDISTAの説明の後にEPCOTIAやNEVERLANDが来たほうがしっくりくるのではないか。この点からも、STORYが第一章であるという考え方ができる。


4.「WORLDISTA」エンディング-Inter-

ログアウト出来ないWORLDISTAの謎がここにきて動き始めた気がする。

色々な方が言っているが、NEVERLANDやEPCOTIAではInterの後にいかにも終わりという感じの曲とともに締めくくられている。それも、EPCOTIAでは宇宙旅行の帰り道、Neverlandでは現実世界で生きるための応援歌として曲が用意されていたが、WORLDISTAではこのエンディングしか用意されておらず、締めくくりというには前作に比べると弱い。ログアウト出来ないままWORLDISTAが終わったとも考えられる。

この謎について考えると、もしログアウトしてしまえばその後に続くと考えられるEPCOTIA、NEVERLANDの世界を体感できない。つまりこれからもWORLDISTAの世界は続くためここではログアウトさせられないということになる。ログアウト出来ないことがE、Nの世界を暗示していると考えられる。


5.「EPCOTIA」EPCOTIA

表題曲である。これから始まる世界を表す大切な一曲である。EPCOTIAの舞台は、気軽に宇宙旅行に行ける世界で、私たちはEPCOTIAライナーを選んだ乗客、NEWSは乗務員という設定である。

これは、先述の通り、WORLDISTAのオリエンテーションで言っていた、「どんなキャラクターにもなれます」というのと繋がるのではなかろうか。私たちは一人の乗客というキャラクターになって宇宙旅行を体験し、NEWSのメンバーはEPCOTIAアテンダントというキャラクターになって宇宙を案内する。

STORYの初回盤特典のブックレットのWORLDISTAのページには、「NEWSは本当にNEWSだったのか」という記述があった。それと照らし合わせると、私たちが見てきたNEWSはNEWSであってNEWSではなかったということが考えられる。つまり、NEWSアテンダントはWORLDISTA世界が創出したキャラクターで、NEWSではなかったということになる。

このように考えると、EPCOTIAはWORLDISTAの世界の中にあり、WORLDISTAに続く三作目とも取れる。


6.「EPCOTIA」HAPPY ENDING

宇宙旅行のという、WORLDISTAの中の一つのプログラムを締めくくる曲という立ち位置であると考える。イメージとしては、HAPPY ENDINGが終わったらメニュー選択画面に戻るイメージである(伝わる?)

宇宙旅行を終え、次の舞台へ行くという、NEVERLANDとつなぐという立ち位置であるように考えられる。

 

7.「NEVERLAND」"The Entrance"

「時空の扉は旅のゴールでもあり、旅の始まりでもある」というセリフがある。このセリフからも、4部作のゴールでもあり、始まりでもあるという解釈もできるのではないか。

NEWSのNEVERLANDの世界へ行く自分=WORLDISTA世界で創出されたキャラクターであり、キャラクターを通してNEVERLANDの世界を体感する。

 

8.「NEVERLAND」"Neverland Cast Members"

NEVERLANDでは、NEWSはエリアを案内する人であり、ポテスターテムを司る、テンプスを操る、エルビスを奏でる、スペクタクルムを生み出すというそれぞれの役割もある。この2つの役割があるというのも、どんなキャラクターにもなれる、同時に2つのキャラクターになるNEWSなのではないかということを考えた。


9.「NEVERLAND」"The Grand Final"

グランドファイナル、つまり最終試合。

これはただのファイナルじゃなくて、「グランド」ファイナルということが個人的にはすごく引っかかっている。4部作の締めくくりとしてのグランドファイナルなのかなぁみたいなことを考えていた。

先述したように、NEWSはNEVERLANDでは2つのキャラクターになっていたと考えることが出来る。そのため、「NEWSをずっと愛し続ける心という鍵を持ち続けることを、NEWSの皆も心から望んでいます」ということが言われていたが、どっちのNEWSなのか。

エリアの案内人としてのNEWSなのか、それぞれの役割を持つNEWSなのか、と考えた時に、どっちも考えられるなぁと思う一方で、現実のNEWSではないなぁと考えた。

NEWSって、これからもついてきてくださいとか浮気どころか不倫だぞとは言うけど、そんなに強くずっと愛し続けてなんてなかなか言わないよなぁとか...辛くなるなら聞かなくていいって言う人なんだもん....愛し続けてほしいのニュアンスではなく、愛し合おうのニュアンスが強いと思っているので....個人の主観なので、違ったらごめん。

そういう意味でも、きっとNEVERLANDのNEWSもNEWSでありNEWSではなかったんだと思う。

 

そして、ここでWORLDISTA世界から出て現実へ向かい始める。


10.「NEVERLAND」U R not alone 

この曲は、現実を生きる人への応援歌として様々なところで紹介されている。

つまり、WORLDISTAの仮想空間から出て、現実世界で生きていくための応援歌であるという解釈が可能になる。現実世界と対比されるのは、NEVERLANDの夢の国なのか、WORLDISTAの仮想空間なのか、という違いも面白いが、ここでは仮想空間と現実世界が対比されていると考えたい。

クローバーの章に先述した通り、Nの後に現実があるとは、この曲で現実に送り出していて、NEVERLANDの先に現実があるということが考えられる。WORLDISTA、EPCOTIA、NEVERLANDと仮想空間を経験してきた後に、現実へと向かう。その応援歌としてのURと考えられるのではないか。

 

WORLDISTAにおけるエンディング-Inter-がEPCOTIAに繋がり、EPCOTIAにおけるHAPPY ENDINGがNEVERLANDとつなぐ曲であるように、U Rは現実世界とつなぐ曲であることが考えられる。

 

以上より、Sから始まる裏ストーリーがあるということが考えられる。

 

STORYに向けて

このブログを書いている時点では、明日から、STORYが始まる。

いろいろあって、やっと始まるSTORY

期待しかしていない。

 

ここまで、STORYの立ち位置について考察してきたが、きっと、今後、NEWSが見せてくれるSTORYは、こんな新規ヲタクの考察ブログなんかよりもずっと厚みがあって、素晴らしいエンターテインメントであると確信している。本当に期待しかない。

楽しく笑って、元気にライブが走り切れますように。願いを込めて。

 

そしてその先に続くNEWSTORYが、心から幸せなものでありますように。

*1:「シゲアキのクラウド」2020/3/17更新より引用

*2:レタスクラブ」2020年11月増刊号「オトナのNEWS」 vol.124(P181)より引用

NEWSはずっとNEWSのまま―NEWS トリプルA-side single レビュー

NEWS トリプルA-side シングルリリースおめでとうございます!!!

 

感想を色々と言いたくて、初のレビュー記事です。

とにかく感想を詰め込んでます。あまり深い考察はしていません。

音源、歌詞のネタバレを含みます。未試聴の方はご注意ください!

 

 

MV等のショートバージョン

MV等のショートバージョンはこちら。

ビューティフル

youtu.be

 チンチャうまっか

youtu.be

 カナリヤ

youtu.be

 NEWS PREMIUM LIVE

youtu.be

 

総評

3人になって、初めてのシングル。大きな転換点。

そんなキャッチコピーなんていらないくらい、素敵な曲だらけのシングル。

 

今回、形が変わったことは大きなことで。

私のNEWS担第一期の頃(2017~2018)、4人の歌声のバランスがすごく良くて、心地良くて、それが好きだったというものがあった。

今回、3人になって、変わったことはいっぱいある。もちろん、歌割りは変わった。歌う時の立ち位置が変わった。合わさる歌声は変わったし、雰囲気も変わった。

雑誌では、メンバー内での立ち位置に変わった、背負うものが変わった、背負うものの重さが変わった、などそれぞれのメンバーが「変化」について語っている。

だけど、思っているほど変わっていないし、NEWSはNEWSのままなのである。

 

さりげなく寄り添ってくれるのも、変わらない。

クセが強いトンチキソングをかっこよく歌うのも、変わらない。

自分に向けて歌っているように聞こえつつ、聞いた人を元気づける応援ソングを歌っているのも、何も変わっていないのである。

 

変わっているようで何も変わっていない。何も変わっていないのに、変わった。

それが体現されているように思わせる4形態のトリプルAsideシングルである。

 

曲ごとの所感

これから、一曲一曲の感想を色々と書いていきたいが、残念なことに私には音楽的な知識がない。そのため、コード進行がどうとか、旋律がどうとか、ということが全く分からない。その点は有識者の皆様にお任せして、私は私の感じたこととしてレビューしていきたい。

 

ビューティフル

作詞・作曲・編曲:ヒロイズム

 

今回のトリプルAサイドシングルのA面の1曲目。

この曲は、増田貴久主演ドラマ「レンタルなんもしない人」の主題歌として起用された曲である。

「そのままの君がビューティフル」ということを言い表した曲であり、気取らなくても、着飾らなくても、ありのままでいいということを伝えている。そのままでいるだけで、美しいし、そのままでいるだけで、良い日になる。

言葉の通り、「寄り添ってくれる」曲である。

 

「美しい」の定義は何であるのか。ただ、新品で奇麗、可愛いメイクが出来た、きれいな景色を見た、ただそれだけが美しいのだろうか。

ダメージジーンズが美しいと思うように、古着に味があるように、小さい子供が描いた似顔絵を何年も大切に取っておくように、歌が下手と言われようともそれが美しいと思うように、美しいというのはただ奇麗というわけではないし、美しいというのはは無限である。それこそ、NEWSが度々口にする「愛」があればそれは美しくなる。

愛を持って大切に扱うからこそ、汚れたものに愛着がわくし、愛を持って接しているからこそ、子どもの似顔絵に愛着がわく。

「君がそのままでいることが美しい」と言ってもらえること、私たち、めちゃくちゃ愛されてるぞ。

自分を大切にしたい、そう思える曲である。

 

私はシゲ担なので、シゲの話をするのだが、フェイクがマジで奇麗。ビューティフルの中でもすごく好きなポイントである。

 

チンチャうまっか

作詞・作曲:ヒロイズム

編曲:ヒロイズム・CHOKKAKU

 

この曲は増田貴久が出演している「ゴチ」のテーマソングである。

きたね、トンチキソング。「チ」から始まる曲は大体トンチキ理論。

変わらないねぇ。意味が分からないのにかっこいいから困っちゃうよ。

まぁそれがトンチキソングなんだけどさ。

これ、歌詞を読んでいくと、うまっかなのはご飯じゃなくて恋人なんだよね。NEWSのトンチキソング、だいたい意味深なのは有名な話である。

歌詞カードを見て、歌詞だけを読むと笑えてくるが、曲を聞くとめちゃくちゃかっこいい。そして振付にあふれ出すチャンカパーナ感。

変わらないねぇ。好きだよ、NEWSのトンチキ。

この曲を聞くと、勝手に頭の中で「チンチャうまっかyeah」と歌い出します。

トンチキソングに関しては、語れば語るほど意味が分からなくなるのと、トンチキの良さが無くなるので、機会があったらまた語ることにして、今回はこの辺でやめておきます。ぜひ聞いてほしい。聞いて、味わう。それがトンチキ(?)

 

カナリヤ

作詞・作曲:きみどり

編曲:U‐KIRIN、きみどり、石塚知生

 

増田貴久がメインパーソナリティの一人を務めた、24時間テレビで初披露された曲である。

この曲に関しては色々と思うところがあってこのブログでも考察記事を挙げているが、今回はレビューということで、別視点からの感想をと思っている。

 

考察記事はこちら

miyu7jn-me.hatenablog.com

NEWSが自分に向けて歌っているように見せつつも、それが聞いた人の力になっている応援歌。変わらないねぇ。

私はNEWSの応援歌が好きだ。フルスイングも、URも、生きろも、思いっきり歌うNEWSが好きだ。力強さとエモーショナルさが同居するNEWSの応援歌。

この曲の「エモさ」に関しては、突然、24時間テレビで新曲であると言われたこと、まだ混乱に混乱を重ねていた時期に発表された応援歌であったこと、その状況で「もう一度飛ぶ」とか、「また別れを知って」とか、「傷を背負っていく」とか言われたこと、そして、未来が不安で不安で仕方なかった時に「大丈夫と歌っている」という歌詞を歌われたこと、とんでもないエモさが襲ってきた。そして、様々な媒体で「3人の音域や歌声が緻密に計算されて作られた」と言っている。3人の再始動の曲としてのエモさがふんだんに盛り込まれている。

その上、この曲は応援歌である。何かを諦めようとした、あきらめかけた時にもう一度挑戦するかしないか、委ねてくれる曲。挑戦しなくてもいいし、挑戦してもいい。

その選択をすることを力強く応援してくれる、聞き手にとっての応援歌である。

 

 CHANGES

作詞・作曲・編曲:ヒロイズム

 

初回盤Aに収録されているカップリング曲である。

CHANGES つまり 「変更点」

ここにきて、「変化」を全面に押し出してきた。

変化することへの葛藤が表現されているような感じがするこの曲。

夢だと言ってよ

嘘だと言ってよ

変わらないものばかり

僕らは気になってうつむいてしまうけど

 

前を向いたら

未来はこの願い叶う場所

そう信じて

さあ今日を

I will change

So we can change the world 

 「変わらない」ことは「現在から動かない」ことである。時間が経てば、どんなものでも変わってゆく。

ずっと過ごしてきた地元での風景は、10年前と比べて大きく変わった。幼稚園児だった子どもが、高校生になった。時間が経てば変化していくもので。

「現在から動かない」ということは、裏返せば「未来を見据えていない」とも言える。

下には先はない。前には先がある。未来を見ることを前を向くことと捉えることは頷ける。反対に、下を向くことは現在に留まることと取れる。

何だかややこしくなってきたが、不変=現在に留まる=俯く、変化=未来を見据える=上を向くという論理が成り立つということである。

引用部分の上段では、変わってしまったことに対する後悔のような感じに取れる。

一方で、下段では変わっていく未来に対する期待のような感じに取れる。一つのサビに、こんなにも二面性のある、矛盾した感じのある歌詞になっていて、変化に対する葛藤のように感じられる。

メロディーを考えれば、Aメロ、Bメロ、サビ、全て雰囲気が違う。Aメロでは、一音一音が強調されている感じの歌い方がされている。Bメロでは、一音一音の主張は減っていて、少し伸ばしながら歌われている。サビに入れば、すごくゆったりと、伸ばしながら歌われている。

一曲の中でこんなにもふり幅が大きいこと、すごく二面性が感じられる。

この、「大きな変化」があった後、初めてのシングルのカップリングとしてこの曲が採用された「意味」のようなものが感じ取れる。

 

朧月

作詞:栗原暁(Jazzin'park)

作曲:久保田真悟(Jazzin'park)、栗原暁(Jazzin'park)

編曲:久保田真悟(Jazzin'park)

初回盤Bに収録されているカップリング曲。

はぁ~~~~~~好き。というのがまず一番に出た感想である。

和とNEWSのミックス、最高です。

先に述べた通り、私には音楽的な知識がないため、和のテイストの旋律というものがどのようなものか分からなかったため、ざっと調べた。

 

 

www.guidoor.jp

 

「ヨナ抜き音階」というものがどうやらそれらしい。急いで解析したところ、確かにヨ(ファ)、ナ(シ)の音が圧倒的に少ないように思う。さらに、その上、こぶしが聞いているところが多くあり、これも「和」テイストを助長する要因の一つであろう。

とにかく、「和」と「現代の音楽」のミックスが好きという人にはとにかく刺さる曲。

 

そして、この曲を聞いて思ったのは、カナリヤと重なる部分の多さである。

カナリヤの考察記事でも述べているが、カナリヤは夜明けの歌であると考えている。まず、「月」は夜明けの太陽と正反対にあるような感覚を覚える。

「鳥かごをいざ飛び出して」では、愛玩鳥であるカナリヤは鳥かごにいるのに、そこを飛び出して飛ぶ感じと重なる。

「未来」「次のページ飛び込もう」という言葉からも、カナリヤの歌詞と重なるところがあるように思う。

すごく興味深い曲である。

 

この曲、絶対ライブ映えする。絶対。早くライブ行きたい。

 

Champagne Gold

作詞:篠原とまと

作曲・編曲:伊藤賢、辻村有記

 

通販版に収録されているカップリング曲である。

きっと、この形態だけ、狙っている層が大きく違う。というのも、他の3形態は全国のCDショップ、通販サイトに出回るため、一般の人にも手に取ってもらえる機会がある。

一方でこの形態はジャニーズショップオンラインのみでの期間限定販売(現在は販売終了)で、「今、NEWSが好きな人」に向けたものである。

それを考慮すると、この曲はNEWSがファンに届けたい曲であると考えられる。つまり、NEWSが、「みんな、これ好きでしょ?」と言って届けた曲であると考えられる。SNSの様子を見ていると、やっぱりダントツ人気な気が。さすがである。

この曲は、本当におしゃれな曲であり、色気もあり、セリフまである。

 

「分かっている」

 

さすがである。本当に、見せ方わかりすぎでしょ......

この曲に関しては、これ以上語るのはえぐそうなのでここまでで......

 

Endless Summer

ラスト!通常盤のカップリング曲。

TOKYO MX「2020年夏季 東・西東京都高等学校野球大会」テーマソングとして起用された。

この曲はもともと6人の時に作られた「エンドレス・サマー」という曲で、4人になってRepresentして、3人になってEndless Summerとして生まれ変わってきた、人気曲である。

個人的に、最も「変化」が強調された曲であると考えている。だって、6でも4でも歌ってきた曲なんだもん。変化が分かりやすいのはそうだと思う。

だけど、NEWSという概念を伝えるためにもってこいの曲だと思う。

初めに、変わっているようで変わっていない、変わっていないようで変わっているということを述べた。それを最大限に引き出している感じがして、とても良かった。

実は、布教用に友人に渡しているのは通常盤である。初回盤だと価格設定やDVDを考えると重い、押し付けがましい、と思われても不思議ではないためその理由もあるが、NEWSという概念を伝えるために、A面の3曲とEndless Summerが最も適していると考えるからである。今のNEWSを伝えたり、コアな部分をいきなり伝えてしまうのは布教という目的から離れてしまうという危惧が個人的にはある。

そのため、今のNEWS、NEWSという概念を伝え、布教するにはぴったりの曲が揃っていて、なおかつ最も手に取りやすい。NEWSに少しでも興味がある人に、本当に手に取ってほしい曲である。

 

終わりに

変わっているようで、何も変わっていない。

変わっていないようで、大きく変わっている。

それが体現された4形態だった。そして、それがNEWSである。

個人的には、A面で「変わらなさ」、カップリングで「変化」を強調している印象を受けた。

全てとても素敵な曲である。NEWSって最高だね。

きっとこの先、NEWSはまだまだ変わっていくと思うし、それこそSTORY、そして、NEWSTORYが待っている。

これからのNEWSの変わり方、そして、変わらなさ、にも大きく期待が持てるものになっている。今のNEWSがつまりに詰まった、大切なシングルになったように思う。

とにかく、今回のシングル、すごく良かったよ!!!大好き!!!

 

そして、新曲、BURN.が決まりました!!!すごくうれしいし、最っっっ高に楽しみにしてます!!!

 

「心は元気に」生きること

自担が、新型ウイルスに感染した。

その日、朝早くからアルバイトのシフトを入れてもらっていた。

そのために、早起きした。

朝起きて、いつも通り、Twitterを開く。TLの様子がおかしい。

 

TLを追う。頭が真っ白になった。

何も考えられなくて、何を考えたらよいのか分からなくて、

涙があふれて、心臓がバクバクして、息が苦しくなって、何も考えられなかった。

 

モデルプレス報道

NEWS加藤シゲアキ&小山慶一郎、新型コロナ感染 配信ライブ中止を発表<全文> - モデルプレス (mdpr.jp)

 

公式発表

弊社所属タレント加藤シゲアキ・小山慶一郎(NEWS)新型コロナウイルス感染に関するご報告 | ジャニーズ事務所 | Johnny & Associates (johnny-associates.co.jp)

 

自担の体調が悪いなんて、自担が高熱なんて、妄想の中だけで十分だった。

訳が分からなくて、パニックになって、頭にいろんな想像が、浮かんでは張り付くのにそれを言語化して表現できるものは無くて。

自分の言葉が、自分の心では受け止められなくて、言葉にすることを拒んだ。

唯一言語化できたのは、その日に生出演が予定されていた番組の欠席だけで、今考えても最低だったと思う。でも、それ以外を言語化できる強さは、私には無かった。

 

言語化することが出来ない、その想像の中には、嫌な想像ばかりが浮かび、Twitterを消した。

自担の身体がしんどい時に、攻撃されているのを見てしまうと私はきっと耐えられない。

悪い情報をあまりに多く入れてしまうときっと私は耐えられない。

 

好きなものに触れている時、 ワタシたちは幸福を覚えて、

幸福な時間に佇む自分が好きになります。

(中略)

幸せはシンプルなものです。

好きなものにはイエスを求め、

ノーと言われれば、愛するハートが傷つく。

愛するものを否定されれば、傷ついた相手は、

名誉を守るために戦います。

アイドリッシュセブン本編 第3部第13章3話より引用)

 

私はアイドリッシュセブンのヲタクでもあるから、こうやってすぐにセリフを思い浮かべてしまうのだが、この通りの気持ちなのである。

過去に不祥事があり、世間的にはそのイメージがついていることは承知していた。

そのため、2人が憶測で叩かれるのも予想できた。

「スルースキル」とよく言われるが、触れることで話が大きくなることも分かっている。しかし、やはり好きなものをノーと言われると、大好きな人が、幸せな時間が、幸せであると感じている自分が、全て否定された気分になり、大好きな人の、自分の、名誉を守るために戦わずにはいられなくなる。

 

しかし、私には戦う強さはなかった。その上、自担の一大事である。

冷静でいられるわけはないし、私が戦うことで誰かを傷つけてしまうかもしれない。

結果として、さらに傷つけられてしまうことも、反対に、戦うことが出来なくてNEWSを好きな自分を守れなくなるかもしれないことも容易に予想できた。

 

それが怖くて、Twitterを消した。好きを守るために。好きな自分を守るために。

落ち着くまでは、消そうと思って4日ほど消した。

 

アルバイトをしていても、ふとした瞬間に考えるのはNEWSのこと。

2人の体調は大丈夫なのか。増田さんは心身共に疲弊していないだろうか。

心配で心配でどうしようもなかった。

 

その晩、ツイキャスを配信した。誰かと話さないと不安に押しつぶされそうで、誰かと話さなければ、自分を保てなくなってしまう恐怖があった。そこで病状悪化の知らせを受ける。心配な気持ちがどんどん増幅する。

 

次の日も、その次の日も、この記事を書いている今も、心配は尽きない。

しかし、小山さんがずっと届けてくれている「心は元気に」という言葉を胸に、3人の帰りを待つことしかできない。もどかしい。

 

愛しているのに、助けることが出来ない。

とても苦しいことです......。

とても、とても、寂しいことです。

ですが、そんな苦しみを抱えながら、

目を背けず、逃げ出さずに、

応援し続けてくれている人たちが......。

ミツキには、たくさん、たくさんいましたよ。

ワタシたちは、

とても、幸福なアイドルですね。

アイドリッシュセブン本編 第2部第9章4話より引用)

 

キャラクターが置かれた状況とは異なるが、今の感情と重なるセリフである。

苦しいし、寂しいし、だけど、ここで逃げ出さずに応援し続ければ、大好きな人たちを幸福にできるかもしれない。だから、今は、心は元気に生きていくしかないのである。

 

自担の著書である、「オルタネート」の作中に登場するカルボナーラを作った。

自担の帰りを願って作ったのに、私がすごく救われていた。

安心する味がした。泣きそうになりながら食べた。

 

焼きりんごを食べた朝もあった。

その前の晩、食欲が無くて何かを食べたら吐き出してしまいそうで食べられず残したりんごをバターと砂糖で焼いた。甘くて、美味しくて、元気が出た感じがした。

 

きっと、心は元気に、生きることで自担を幸福にできると思うし、少なくとも私はそう信じているし、心は元気に生きることって、逃げずに応援し続けることなんだろうなと思う。

 

2人の回復を、3人の帰りを、心から楽しみにしています。

それまで、私は、カルボナーラを食べて、焼きりんごを食べて、著書を読んで、つたつらとブログ書いて、インスタやTwitterでフォロワーさんと支え合いながら、逃げずに生きていくよ。

NEWSは大丈夫。愛されているよ。安心して療養して、笑顔で帰ってきてね。

お大事に。本当に、お大事に。

 

この後の #NEWSに贈る応援歌 すごく楽しみにしています。

企画してくれてありがとうございます。優しさが嬉しいし、NEWSへの愛が嬉しいです。同時に、きっとこれは彼らが作り上げた世界だから、彼らが彼らでいてくれたから、こんな時でもすごく大きなギフトを受け取ることができるわけで、彼らにも本当に感謝しかないです。

NEWS大好きだよ。待ってるよ!!!

 

NEWS「カナリヤ」考察―NEWSの夜明けぜよ

24時間テレビ、良かったですね~~!!

 

未だに余韻を引きずっています。

 

というわけで、NEWSの「カナリヤ」を考察したいです。極私的ライナーノーツってやつです(加藤さんの言葉お借りします)

これ書き始めたの、24時間テレビの2日後とかなんですけど、考察してると色々と内容が重くて、書いてるとしんどくなってきたりしていたので、結局1か月以上かかりました。

 

直接的には触れていませんが、やっぱり間接的に人数の変化に触れなければならなかったので、不安な方は読む前に深呼吸したり、もし読んでいてしんどいな、辛いなと思ったら読むのをやめたり、一度深呼吸をしたりしてもらえるといいかなと思います。

また、これは1ファンが感じたことであり、解釈に正解も不正解もありません。メンバー本人や作者の本当の心情なんてわかりません。その上で読んでもらえたら嬉しいです。

 

あと、もしかしたらだいぶ長いかもしれないです。

 

 

 「カナリヤ」について

1.「カナリヤ」概要

NEWSが3人になって初めて、3人のために作られた曲であると考えられる。

24時間テレビで初披露。

制作は明言されていないものの、ヒロイズムさんだと思われる

2020/10/4追記:この記事を公開した数時間後、作詞作曲がヒロイズムさんではなくきみどりさん*1だと判明しました。

 

リスペクトも込めて、歌詞の全文は載せず、引用程度の分のみ載せます。

24時間テレビ終了時点で書いているので、披露された部分のみです。

 

音源が発売されたら改めて考察ブログ書くかもしれないです。

 

2.全体的な所感

この曲は、夜明けの歌であるように感じた。夜明けと言うと、暗いところから明るくなることというのが最も連想される。しかしそれだけでなく、昨日の自分との別れ・今日の自分との出会いというのもあると考えていて、色々な意味の夜明けが含まれているように感じる。

また、カナリヤの換羽期は、6~10月(7~9月)である。

退所騒動が6月19日、カナリヤの発表は8月23日、NEWSにとって大切な日である結成記念日は9月15日、様々な節目の時期が、カナリヤの換羽期に重なる。

換羽とは、その名の通り、古い羽根が抜け、新しい羽根に入れ替わることである。つまり、新しい自分になるということが言えて、NEWSも新しい形になっていくということに重なるように思う。

そして、先述したように、新しい自分になるというのは夜明けと重なるところがある。

つまり、様々な側面からの夜明けを歌ったように感じた。

 

つまり、カナリヤは夜明けの歌、過去の自分との決別・未来の自分との出会いの歌、一時的に飛べなくなった鳥が再び飛ぶ歌、と捉えられ、かなりストーリー性のある歌になっているんじゃないかと考えた。

 

3.歌詞を簡単に分割しながらの詳しい考察

ここからは、初めから一つずつ詳しく考えていきたいと思う。

 

「誰もが祈る東の空 つつましく上りゆく太陽」

言うまでもないが、東の空は日の出の方向である。

東の空へと日の出を願っているが、ここで言う日の出は、NEWSの再始動の比喩のようにも思う。

2020年6月19日、絶望して、日が落ちたかのように光が無くなったかのように感じていた。

もちろん、3人の「NEWSを守ります」という言葉はすぐに信じられたし、ついていく決心はその時点で既に生まれていた。しかし、もう4人の姿を見ることはできない絶望も同時にあったし、まだ切り替えきれない部分も多分にあった。

 

筆者は4人になってからNEWSを好きになった一人だ。

2017年に美恋魂とQUALTETTOの映像を友人に見せてもらったことが始まりだった。

その後、様々なライブ映像を見た。めちゃくちゃ広い東京ドームで密になる4人が好きだったし、MC中にトイレに行ったり他のメンバーのソロをやったりとぶっ飛んだMCが好きだったし、NEWSが魂込めて歌う力強い歌も、しんみりと聞かせる歌も好きだったし、演出の中には必ず4人とファンがいて、3人でも5人でも成立しない練りに練られた演出が好きだった。

もちろん、これからも最高の演出を見せてくれることや最高の世界を作ってくれることは分かっている。でも、4人でしか成立しないと思っていたSTORYは、もともとやろうとしていたものは出来なくなってしまったし、初のナゴヤドームも今回は消えた。そして、好きになった4人の姿がもう見れない。絶望し、光が消えた瞬間だった。

 

それから約2ヶ月、暗い中で、ゆっくりと歩いていたように思う。

初めて見る3人の形だったミュージックステーション

まだ何も整理がついていなくて、何が起こったのか訳も分かっていなかった中で、突然発表・配信されたNEWS STORY SHOW

初めて3人が地上波で歌うことになった音楽の日

初めての試みであるNEWS大集会2020

楽しいことも数多くあったが、不安が大きくて、苦しい時間も多かった。ファンも、きっと本人たちも光を取り戻そうと必死だったと思う。

 

光を取り戻そうと必死だったことが、「誰もが祈る東の空」に繋がるのではないか。

この光を取り戻すという祈り。それが東の空に届き、「つつましく昇る太陽」という日の出に繋がったのではないか。

そして、「つつましく」昇っているのである。これは、今のNEWSの、「一歩一歩」「少しずつ」「寄り添うように」といった思いが込められているのではないか。一気に昇ってしまえば、手っ取り早いのかもしれない。だが、ファンに寄り添い続けるというNEWSの姿勢を見ていたら、つつましく昇るというのは合点がいく。

 

「こころをうつくしくもてたら~傷つかない場所へ」

「うつくしくもて『たら』誰一人傷つかない場所へ(行けるのに)」といったような、羨望のような感情ともとれる。

「こころをうつくしくもてたら」までは、ひらがな表記で、誰一人以降は漢字が使用されている。願望と決意のようにも取れる。

きっと、NEWSの中には「自分たちがやりたいこと」と「ファンを傷つけないためにやるべきでないこと」との葛藤が沢山あると思う。そして、ファンを傷つけないためにというのはきっとこころをうつくしくもつということなのだろう。しかし、それには相当な努力がいる。NEWS自身もファンも傷つかない場所へ行くために、表に出すべきことと内に秘めておくべきことというのを判断し、その判断が上手くできることがこころをうつくしくもつということではなかろうか。これは本人たちに関しては言うまでもないが、ファンも例外ではない。この騒動に起因してファンの分裂までもが起こった。そして、ファン同士で傷つけあった場面もあったかもしれない。これは言うならば内に秘めておくだけの余裕がなかったとも取れる。そして、結果として「こころをうつくしくも」つことが出来ず傷つけあってしまったとも取れる。

内に秘めておくべきことを秘めておくことができるだけの余裕があったら、傷つかない場所へ行けるのにとも言い換えることが出来る。

NEWSのやり方だったり、方針だったりを表していて、それはファンにも当てはまっている。

 

そして、これは内に秘めておけなかった過去の自分が、内に秘めておける未来の自分に生まれ変わること。

つまり、過去の自分との決別、未来の自分との出会い、とも捉えられる。

 

ただし、これは一つの解釈であり、内に秘めておいたことも秘めておくことが出来なかったことも批判する気持ちは一切なく、個人的に感じたことであることを断っておく。

 

「君が言った~なってないのかな」

小山パート(途中まで加藤上ハモ)だが、後悔のような感情が読み取れる。

ここで言う、「君」とはどんな存在なのかと考えた時に、先述した夜明けに関連して考えると、「昨日の自分」つまり、「過去の自分」であるのではないか考えた。昨日の自分は、「幸せってすぐそこにあるようで、あると思う度見つからないよな」と言っていた。幸せはすぐそこにあるからそのままでいいのに、そのままでいようと思うと見失ってしまう。と意訳した。つまり、変わらないままの良さ、変わらないことで見えてくる幸せというのを訴えているように感じる。

しかし、今日の自分には、変わらないでいいんだと言える強さが無かった。変わることを決意して幸せを追求した。そして、「こんなことにな」った。

「こんなこと」というと、筆者の主観的なイメージであるがマイナスなイメージがある。「強さがあったらこんなことになってないのかな」という後悔のような感情が読み取れる。「こんなこと」とは何であるのか。ここでは、絶望感、光が無くなった状態なのではないかと考える。夜には光が全くないわけではない。多少の光はあるはずで、だけど絶望に打ちひしがれた夜には光が無いように見える。

このパートは、自分に変わらないという強さがあれば、こんな絶望の闇の中にいるような状況にはならなかったという後悔が感じられる。

 

しかし、変わらないでいようとすればするほど幸せの形は見失っていく。幸せが当たり前になってしまったら、それは日常になる。より高次の幸せを求めるようになるのは必然である。そのためには変わらないといけないこともある。

そのため、変わらないでいることは、変わろうとすること以上に勇気が必要で、強くないとできない。もちろん、変わらないでいることが正義と言いたいわけではない。変わっていくことも変わらないことも時には必要で時には不要である。変わらないでいる強さを持てていたら、幸せの形は見失ってそれが日常になっていたとしても、こんなに絶望感に打ちひしがれることはなかった。変わったことに対する後悔を変わらないでいた強さが無かったということに置き換えているように感じた。

 

「飛び方忘れ~夢を見て」

鳥は換羽期には飛べなくなることがある。

換羽期に喩えられるNEWSの今の状態を考えれば、「飛び方忘れ 羽をたたんで」というところにつながる。NEWSは落ちたのではなく、変わるための代償として一時的に飛べなくなっている状態であるという比喩として捉えられる。裏を返せば、これをじっと耐えれば飛べるのである。そしてそれが「息をひそめ何を待つ」ということであり、待っているのは再び飛べる日であると解釈できる。

また、「息をひそめ何を待つ」というところからはもう一つの解釈として、夜明けを待っている状態とも取れる。鳥は一般的に早朝にはより大きな声で鳴く。早朝に大きな声で鳴けるよう、息をひそめて夜明けを待っているとも取れる。息をひそめ夜明けを待つことで、より大きく鳴くことが出来、それを待ちわびている様子とも取れる。

 

「また別れを知って」というところからは、換羽という観点から捉えると古い羽根(過去の自分、過去の形)との別れと捉えられる。

カナリヤの換羽で羽根が抜け、新たな羽が生える。つまり、過去の形と別れ、新たな形になる。つまり、脱退したメンバーと別れ、4人という過去の形との別れと捉えられる。その別れを知り、それでも理想を掲げて明日へ向かう。過去と別れ、新たな自分になる。過去の自分との決別・未来の自分との出会いというところに繋がる。

 

傷を背負いというのは、過去を背負うということ。

NEWSの過去は、とても正直に言えば、傷だらけであると言える。もちろん、NEWSならではの幸せも多くあるが、傷と呼べる出来事が数多くある。それでもそれを背負っていく。

これまで、何度もメンバーが脱退してきたNEWSだが、986の全ての形をなかったことにはしてこなかったし、今でもそれがあったから今があるという考え方で動いている。それは4人の復活コンサートである秩父宮での小山慶一郎の「これまで一緒にNEWSを作ってきた仲間」という言葉や楽曲「愛言葉」での「986日々だから今があって やっと叶えたこの4合わせ」、「strawberry」での「積み重ねた過去(いま)があって かけがえのない現在(いま)になって」といった歌詞からも読み取れる。NEWSの過去の傷を背負い、何度も飛んできたからこそ「もう一度飛ぶ」なのではなかろうか。

 

NEWS担ならご存じの通り、6人で再始動になった時の曲である「星をめざして」では、「一度死んでまた生き返る そんな魔法をかけられていた」というフレーズがある。

星をめざして」の「『一度』死んで」の歌詞と、「『もう一度』飛ぶ」というのが重なるようにも思う。

 

「途方に暮れて~昨日よりも前へ」

このメロディーはBメロ後に来るメロディーであり、Cメロであると考えられる。つまり、Bメロの解釈が出来ない状態でこのメロディーを解釈するというのは野暮であるのかもしれないが、ここは一旦、Bメロは考えずに解釈したい。

 

ここまでは、自分やNEWSをカナリヤに重ね、夜明けを考えてきたが、ここでは何かに重ねたり喩えたりせず、NEWSそのものを歌っている側面と、NEWSからファンに向けてより直接的に歌っているように感じた。

Cメロはここだけであり、ここだけは視点が変わっているように思う。

こんなことになって、途方に暮れたというのは間違いではないと思う。「歩道に一人」とあるが、NEWSはいつも「あなたは一人じゃない」「一人だなんて思ったら許さない」と伝えてきた。つまり、ここであえて「歩道に一人」というフレーズを出すことで、一人に感じるけど、一人じゃないと裏を返して伝えようとしているのではないかということを感じた。

「NEWSもファンもお互いに今は一人に思えて仕方なくて、踏み出す意味も分からなくなるけど、本当は一人じゃないから踏み出しても大丈夫」ということを伝えていて、NEWSと一緒に踏み出すみたいなイメージが感じられる。

そして、あきらめず少しずつ進もう、手を取って怯まずに一歩、昨日よりも前へと言うところは、NEWSそのものを表していると感じる。

今出来ることをひとつひとつ丁寧にやっていく感じは、NEWSの魅力だし、「手を取って」はてずてってとってからも分かるように、手を引いて、手を取って、進んでいく感じ。とにかく、これがNEWSだ、一緒に踏み出そうと連れ出してくれる感じがした。

 

「飛び方忘れ~もう一度飛ぶ!」

落ちサビ。前半ではカナリヤと自分を重ね、息をひそめ待っている。これは、先ほどと同じであると言える。

しかし、パート割りが変わる後半では、先ほどと歌詞は変わらないが、違うのは、覚悟を決めようとしているところ。さっきは、飛べるのを待っているところだったが、もう飛ぼう、大丈夫、と覚悟を決めようとしていて、「もう一度飛ぶ!」と決意を固めている。さっきは、「もう一度飛ぶ 夢を見て」ともう一度飛ぶことを夢に見ている様子があったが、ここでは、「もう一度飛ぶ!」と決意を固めたように思う。

 

「飛び方忘れ~夢を見て」

そして、また同じ歌詞の繰り返しだが、これは飛ぶ決意を固め、夢を見ていた過去の自分を思い起こしている様子と捉えた。UR not aloneでは、「生まれた日から今日までの僕が見てる」という歌詞がある。過去というのは思い出したくもないくらい傷だらけだったり、苦しかったりするものであるが、裏を返せばそれを乗り越えてきたのは紛れもなく今の自分を形作る過去の自分である。過去の自分も今の自分の一部であり、過去の自分がいるということが活力になっていたり、過去の自分がいることが自信になったりする。過去を背負いながら、踏み出す、「もう一度飛ぶ!」というイメージがあるように感じられる。

 

「大丈夫と歌っている」

そして、大丈夫、飛べるということを確信し、換羽を終えたカナリヤが飛び立つように、NEWSが動き出した。ファンも徐々に前を向いた。つまり、夜明けがきたのである。

また、「歌う」というところは「息をひそめ」というところと繋がり、「息をひそめ」ていたカナリヤが「歌い」始めた。先ほど、一般的には夜明けの時間帯は鳥がよく鳴くと書いた。つまり、夜が明けてカナリヤが鳴き始めたとも捉えられる。

ここで、夜が明け、歌い、飛び立つ。そして、新しい一歩を踏み出したのである。

 

この一曲の中で、換羽期のカナリヤとNEWS、夜明けとNEWSの活動というところを重ねながら、NEWSを歌っているように感じられる。つまり、この曲は本当にNEWSの、新生NEWSの決意の曲であると考えられる。

夜明けへの祈りから始まり、最後には夜が明け、大丈夫と「歌う」。すごくストーリー性のある楽曲である感じがした。

 

息をひそめて、鳴ける日を、飛べる日を待っていたカナリヤが

「大丈夫」と歌い、飛び立つ。めちゃくちゃエモくない?

 

まとめ

というわけで、まとめます。

「カナリヤ」は夜明けの歌であり、新たな自分として飛び立つ歌であることが考えられる。

息をひそめていたカナリヤが、最後には「大丈夫」と歌い、

換羽が終わったカナリヤが、新たな自分として飛び立つ。

夜明けの祈りが届き、夜が明けていった。

これまでのNEWSとこれからのNEWSをつなぐ楽曲になると考えられる。

 

これがNEWSの夜明けぜよ

 

と、長くなりましたが、カナリヤについての所感はこんな感じです。

リリースが楽しみで楽しみで仕方ないです!!!

 

余談―NEWS大集会2020と「カナリヤ」

ここからは少し余談ですが、オンラインファンミーティング(NEWS大集会2020)とカナリヤについて。

 

1.NEWS大集会2020の会場について

ZOOM参加者や映像を映し出すパネル、会場を照らす青みがかった白の照明、椅子、机といったごくシンプルなセットで、会場は黒色一色であった。

今思えば、全体に黒で染まった会場は、夜を表しているようにも感じ、白い照明は新たな光のようにも感じる。つまり、新たな光が差す夜明けであるとも取れる。

 

2.ロゴについて

開場前、公演前、終演後で変化していた。これは、参加者限定のコンテンツでもあるため、私から公開することは避けたい。興味がある方は是非調べてみてほしい。

いくつかの変化が挙げられるが、ここでは2 つを紹介したい。

1つ目に、扉の色である。開場前、公演前では黒かった入口が、終演後には白くなっている。

暗闇だったところが明るくなった瞬間、つまり夜明けであることが考えられる。

黒い会場は、暗い入口の状態を表していて、でも、開演すれば白い照明やパネルもあって、光がさしている。もうこれ夜明けじゃん。

2つ目に、開場前、公演前では家のイラストの上にいた鳥が、終演後にはいなくなっている。

鳥のイラストの形状的に、カナリヤであってもおかしくはない。カナリヤが飛んで行ったとも取れる。まさに、「もう一度飛」んだと取れる。

 

以上が、カナリヤを聞いて私が感じたことでした。考察と言っていいのかはわからないけど、とにかく私はこう感じたし、こう考えた。

 

こんなこと思う人もいるんだくらいに思ってもらえると嬉しいです。

 

最後まで読んでくれてありがとうございました!

 

12/2追記

「ビューティフル/カナリヤ/チンチャうまっか」のトリプルAサイドシングルの発売が2020/12/23に決定しています。

そして、本日、カナリヤのショートPVがYouTubeに公開されました(ぱちぱち)

初めて聞く歌詞も盛り込まれていて、よりエモさが増しているPVになってます!

もしよかったら....!

youtu.be

*1:NEWSの楽曲では、36℃と星に願いをの作詞作曲を担当

20200823 もう一度飛ぶ、夢を見て

24時間テレビお疲れ様でした……!

 

すごく心が震えたし、全身が震えたし、本当に素敵な24時間テレビで、見ていて幸せな気持ちになった。

 

あったか5兄弟最高!!!

 

今は24時間テレビが終わってすぐ、21時。

感情のまま書きなぐっている最中。

 

私はNEWS担。

離れていた時期があったり、掛け持ちもあったり、

一本ではないかもしれないけどNEWSが好き。

 

正直、この2ヶ月間は地獄だった。

もちろん、Mステ、STORY SHOW、音楽の日、ファンミ、レギュラー番組、サプライズメッセージなど、楽しいことは沢山あった。

そのたびに可愛くてふわふわな笑顔になれて、そのたびに優しくてまんまるな時間を過ごせたと思っているし、幸せな気持ちになれた。

 

だけど、深夜にぼろぼろ泣いていた日も何度もあったし、なんでこうなったと何度も思ったし、心配もあったし、不安もあった。

NEWSなら大丈夫!っていう言葉の裏には色んな感情があった。プラスな感情だけじゃない。マイナスな感情もたくさんあった。不安な自分に言い聞かせることも多かった。

いっぱい怖かった。いっぱい不安だった。NEWSはこれからどうなっちゃうんだろう。私はNEWSが好きっていうアイデンティティを保てるのかな。本当に怖かった。

 

そんな中で24時間テレビのメインパーソナリティの1人にまっすーが選ばれた。

素直に嬉しかった。こんな中でも選んでくれる人がいて嬉しかった。

しかも、ミュージカルも控えていてドラマも撮影が延期になっていて、色んなことがあるこの時期にまっすーは選ばれた。選んでくれる人がいた。

しかも、副キャプテンという役割もあった。嬉しくて、胸がいっぱいになった。

誇らしかった。

頑張って、頑張って、って応援していた。私自身も楽しみにしていた。

 

だけど、番宣で出る番組もほとんどで人数いじりをされ、たまに過去のことも掘り起こされ、そのたびに疲れていった。

一般の人からは散々馬鹿にされた言葉が投げかけられ、その度に傷ついていた。

やるせない気持ちでいっぱいだった。

NEWSって、凄いんだよって言いたいのに言えないのも苦しかった。

○○が辞めたグループでしょ、お騒がせグループでしょと言われるのが怖くて、NEWSが好きだって言えなかった。

大好きなNEWSの曲を聞いても苦しくて、息ができなくなるような夜もあった。

 

正直、辛かった。

何で好きでいるだけでこんなに苦しんでいるんだろうって何度も思った。

 

一方で、触れなければいけない話題、不自然になってしまうということは理解していた。

3人が言った、「NEWSを守る」ということは、そういったことにも触れていかなければならないことを含んでいるのかもしれないということは理解していた。

だから、NEWSを好きでいるために、一生懸命踏ん張っていた。

すごく疲弊してしまって苦しかった。

だけどこれがNEWSを守ることなら、と必死だった。

 

そして迎えた当日。まっすーとおそろいのチャリTシャツを着て、一生懸命見ていた。

NEWSが歌うと知った時には飛び上がるほど嬉しかった。

何歌うんだろう。一歩を踏み出すといったら「生きろ」かな、「UR not alone」かな、「フルスイング」かな、まあでも「生きろ」っぽいよな、と思っていた。

 

しかし、NEWSが3人揃い、VTRの直前にシゲから発せられた言葉

 

「新たな曲が生まれます」

 

今なんて?

 

頭の中が大混乱していた。正直、VTRどころではなかった。

どういうこと?え?混乱でいっぱいだった。

 

そして、VTR開け、羽鳥さんからの曲振り

 

「テレビ初披露の新曲です」

 

私は叫んでしまった。

え、うそ、え、ちょっと待って、うそでしょ、やばい、ちょっと待って、これやばいやつ

 

そして、まっすーが歌い始めた瞬間、全身が震え出した。

コヤシゲパートを聞いて、目頭を押さえずにはいられなかった。

 

とにかく震えて、歌い終わってからもずっと震えが止まらなかった。

 

新曲って予想していなかった驚きと

3人が3人として本格的に動きだした事実の嬉しさと

3人の魂からの声が届いた感覚と

伝わってきた3人の覚悟と決意と

 

震えてしまった。

いや、震えずにはいられなかった。

 

私は、NEWSが大好きだ。

慶ちゃんも、まっすーも、シゲも、大好きだ。

一生懸命変わろうと努力を積み重ね続けている人も

エンタメで楽しい世界を見せ続けることが夢であると語り続ける人も

否定的な意見や自分のコンプレックスから逃げずに必死で努力し続ける人も

みんな、みんな、大好き。自慢のグループです。

 

NEWSは大丈夫。今日、プラスの感情でいっぱいの大丈夫が言えた。

3人がやりたいこと、全部やろう。

全部やれるように応援しよう。

新しい場所へ、NEWSなりのTEPPENへ、一歩ずつ向かっていこう。

そんな気持ちでいっぱいである。 

 

正直、また後ろを向いてしまう日もあると思う。

だけど、その日にはまた、この日を思い出したい。

 

もう一度飛ぶ、夢を見て

“大丈夫”と歌ってる

最高って叫んだ日。推しと笑顔に出会いました(最終回)

私のナナライレポも最終回。

いよいよ終わりです寂しい。

 

最後まで頭の悪い感想しかなくてごめんなさいって感じです。

 

以下過去記事

PART1はこちら

miyu7jn-me.hatenablog.com

 

PART2はこちら

miyu7jn-me.hatenablog.com

 

PART3はこちら

miyu7jn-me.hatenablog.com

 

規制退場後、すぐに会場を抜けた私たちは、すぐに電車に乗り、夜行バスに乗るため東京駅へ向かっていた。

電車の中、涙の止まらない私(本当にごめんなさい)

とびっくりする友人(ごめん)

 

これ、鑑賞会の名古屋のカラオケルームからはじまったよね

すごいな、あそこから全部始まったんだよねって話して。

もっと涙止まらなくなって。

 

その後、うちわをちらっと見たら涙ぼわって出てきて。

池袋駅の広告も見納め。まだ人が少なかったから推しと最後に写真を撮って。

 

キャストさんのTwitterを見てまた泣いて。

特に賢章くんの「寒くなかったですか?」はやばかった(芝生席まじで寒かったから)

ブログを見てまた泣いて。

壮馬くんとかサトタクさんのすごかったなぁ。

涙が無くなるんじゃないかってくらいずっと泣いてた。

 

そして、東京駅でバイト先に持っていくお土産を購入し、夕食。

「これからも、冷めない夢を見ていられますように」

そう願って「夢」っていう名前の広島焼食べたよ!!あとハイボール

東京駅にいると、ナナライ帰りっぽい人もいっぱいいて、それもまた感慨深い。

こうやって集まった人たちがまたそれぞれの現実を生きて、

また次に集まるんだなって思ったら泣けてきてしまった。

 

そして、いよいよ夜行バス出発。

またね、東京。いっぱいの思い出をありがとう。

いっぱい笑って、いっぱい泣いて、いっぱい叫んで、さいっっっこうな2日間でした。

最高って叫ぶ日に本当に笑顔に出会えた。

それって本当にすごいこと。

おかげで、一生忘れられない2日間になったし、一生忘れられない半年間になりました。

2019年1月7日にREUNIONが発表されて、それからバイトを死ぬほど頑張って。

 友人と何度もいろんなこと話し合って。一緒に参戦服決めて。

しかも、その友人とは小学生の頃からの付き合いで初めての遠出。

高校で離れて連絡とらなくなってたけど、アイナナのおかげでまた連絡を取るようになった。

 

アイナナがつなげてくれたんだよ。

 

それがこの2日間に繋がった。

 

不思議なご縁。ありがとう。

 

心地良い多幸感に包まれ、夜行バスで眠りにつく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

起きると大事件が起きているとは知らずに。

 

翌朝。

 

声が出なくなってました

 

面白くない????

 

起きた瞬間、友人に、声にならない声で「ねえ、声がでないwww」

と言ったらめちゃくちゃ笑われた。(しかたない)

 

そして、電車に乗り、地元へ帰る。

本当に終わったんだって実感して、また泣く(おい)

また感想を話しながら帰路に就く。

そして、帰宅する。終わったんだって実感してまた泣く(おい)

 

大学に行く。泣く(そろそろやばい)

そして声が出ない。

 

次の日。まだ声が出ない。その次の日も。

 

もうこのままでもいいっておもうほど。

この声が戻ったら、本当にナナライが終わってしまう気がして。

 

そして、声が戻ったのはライブから一週間後。

本当に終わったんだって実感した。そろそろ涙も枯れ、涙は出なかった。

 

 

それから数か月。少しずつ次に向けて進み始めた。

「また会えるよ」っていう言葉を信じて。

次の""最高って叫ぶ日""を願いながら。

 

あの2日間は夢のような時間だった。

この世界とアイナナの世界がClossing USして、

私たちがアイナナの世界のファンになったような、アイナナの世界の彼らが私たちに会いに来てくれたような、そんな不思議な2日間だったし、そんな不思議な空間だった。

 

彼らは、確かにそこに存在していた。

彼らの住む世界は、私たちとは住む世界の違うパラレルワールドか交わらない時空である。それでも、私たちが見たものは夢なんかじゃなかった。

 

キラキラと輝くアイドル達。

彼らは本物だった。

 

だけど、普通では交わらない空の下。

「また会えるよ」その言葉の重みがよくわかる。

私たちは、彼らとは全く別の世界を生きている。

その世界が交わる日。さいっこうの笑顔になる。

そして、最高って叫ぶんだ。

 

ナナライって、2つの時空が交わった奇跡のような瞬間を言うんだろう。

次に交わるのはいつなのかは分からない。

だけど、「また会える」んだから。

その日まできっと今日よりきっと楽しいそんな明日をアップデートしよう。

 

そしてまた会える日。

またみんなで最高って叫ぼう。

最高って叫んだ日。推しと笑顔に出会いました。3

きました、ナナライの頭悪い感想PART3

 

折り返しです!!!!(どれだけ長いんだよ)

それだけ最高な思い出で忘れられない二日間だったってことで許して

 

以下過去記事

PART1はこちら

miyu7jn-me.hatenablog.com

 

PART2はこちら

miyu7jn-me.hatenablog.com

 

二日目、前日と同じようにメットライフドームへ。

乗り放題切符を購入し、ブロマイドを交換し、改札を抜ける。

ワクワクの中にもちょっぴりの寂しさがあった。

 

フラスタを見るため並び、アイナナ愛のこもったフラスタを見て、写真撮って。

プレボにお手紙を入れて。

これを書いてるだけでも寂しくなってるのやばい。戻りたいなぁ。

 

そして、いよいよ会場に入って。

これで最後。噛みしめて、一瞬一瞬を忘れないように。

少し押した開演時間。その間、私はずっとこんなことを考えていた。

 

一生時が過ぎなければいい。ずっとこの瞬間が続けばいい。

もういっそのこと、始まらなければいい。

ずっとずっとこの高揚感を感じていたい。

12時の鐘が鳴らなければいい。ずっと魔法にかかっていたい。

 

でも、始まってしまうものは始まってしまうんだ。

 

けれど、始まってみれば楽しいしかなくて。

ずっと幸せで。世界で一番幸せと楽しさがあふれた空間の中にずっといて。

あぁ。この瞬間をずっと待ち望んでいたんだな。

半年間、この瞬間のために、大変なことも悲しいことも全部頑張ってきたんだな。

そう思ったらもっともっと、精いっぱい、楽しもう、悲しんでる暇はない。

そう思えた。

 

NATSUが始まる。水びゃーってしてる環けんぬくん可愛い。

vivaの蹴り上げる環けんぬくんかっこいい。

パフェギミからのリスポは罪。

 

シルスカかっこよ。2期につなげてくる。

永遠性理論いいよな。

 

広瀬くんすごい。

 

願いが始まらない。ためるなぁ(のちに口パクを知る)

泣き始める天くんを隠す楽さんTRIGGERだった。

そして書き忘れたこと。前日に龍之介が涙を流した時、本当に嬉しくて。

こんなに大切に演じてくれて本当に嬉しかった。

やっぱりTRIGGERが最強だ。

ハケるときに芝生に手振ってくれたの嬉しかったなぁ。

 

MEZZO"歌うまいなぁ。

MCなにそれ分かってるけんぬ環くん。すき。(イヤモニの話)

前回書き忘れたけど、前日の餃子の話も良かったなぁ。好きだ。

 

広瀬くんのアイナナ愛を感じる。

 

Thank you前のMC可愛かったなぁ。

アイナナちゃん本当にあんなMCやってそう。

まず、賢章陸くんのハグしようって言うじゃん絶対に言うじゃん。

う~~~~~~好き!!!!!!!

Thank youのアリトロ(一織、陸)近すぎて死ぬかと思った。

 

HDCかわいい。大好きな曲になった。

早くフル音源欲しい。

 

星屑マジック分かってるうううう(同じ感想)

今日のMCではあの衣装着たまま始まってる!!!すこ。

友人(百推し)によると、前日レポより、保志さん高所恐怖症なんじゃないか?

そう言われてみてみると、確かに!!って感じがした。

 

前回のレポで書き忘れたんだけど、めちゃくちゃエモいなって思ったのは、光剛山(KinKi Kidsの二人があのリフターを使い始めたことに由来)を先輩であるRe:valeだけが使ったことなんだよね。

エモくない??やばくない??やばいよね?????

アイナナ運営分かってるううううう⤴⤴⤴すき。

 

ビクトリーロード(´;ω;`)(´;ω;`)

かっっっっっっっっっっっっっっっっこいい(´;ω;`)(´;ω;`)

クレライ最高!!!!!!!!!!!!Ah~~Ah~~~Ah~~~

 

星の演出きれいすぎる。そして、けんぬ環くんが懐中電灯持って出てきたのイケメンすぎて感情が高まった。

 

水のトンネルを潜り抜けて、メンステに戻ってくの最高。

最後が、前回のライブの最初に戻ったの泣ける(´;ω;`)(´;ω;`)

好きだなぁ。

 

そして、アンコール。

顔がいい人3人が後ろを通った(誰だったのかはいまだに分からない)

その後、目の前を、天、陸、百が通る(当方天、陸推し、友人百推し)

2人でやばやばになった。

 

そして、必死でアピールしたら、天くんがファンサくれた(気がした)

「魔法をかけて」うちわを持っていたら、天くんが本当に魔法をかけてくれた。

その瞬間、時が止まったし、手足が震えて倒れそうだったし、息をするのも忘れるくらい嬉しかった。(ファンサに関しては勘違いしたもん勝ちだから許してぴょん)

 

そして、また書き忘れたことなんだけど、一日目には目の前をけんぬ環くんが通ったんだよね。本当にイケメンでやばやばだった。

 

つまり、これで推し制覇したの強すぎん????

 

そして、最後のあいさつ。

本当に終わってしまうんだって急に実感して急に寂しくなる。

龍之介の「また会えるよ」

楽さんの「これからもそばに居ろよ」で涙腺崩壊して、以降、電車を降りるあたりまで涙が止まらなくなった。

 

環けんぬくんが、「水色のシャツ着て」って、けんぬさんとしてあいさつし始めたの泣いた。大好きなキャラを大切に演じてくれる人で本当に嬉しかった。

 

保志さんの4日間には笑ったなぁ。

 

立花さんの家族の話も良かった。

 

Are you happy??って叫んだの良かった。

そして、それに答えずにナギに託すのずるい。

 

三月の挨拶も良かった。ナギと一緒に歌えてよかった。

 

大和さんずるい。

「すごいでしょ。俺、こんなすごいやつらのリーダーやってるんだぜ」

 

涙が止まりませんでした。

 

そして最後のWFW

きっと今日より、きっと楽しい、そんな未来が始まる

そして、その未来には、最高って叫ぶ日に笑顔に出会うから。

REUNIONを約束して、夢のような、二日間が、終わった。